ある日の会話。
貴方こそ。
そう返された。
俺を見てよくもまぁそんな事を謂えたものだ。
嫌いな訳無い。
だって人は、仲間は、俺の世界そのものなのだから。
俺が居て、仲間が居て、初めて俺は世界に存在出来ると思っている。
だからコイツのこの返答は的外れもいいとこだ。
(さぁて、本当に的外れであろうか?)
(ならば、)
やり辛い。
非常にやり辛い。
あぁ、判っているんだ。本当は。
恐らく俺はコイツと似たような事を考えてるんだろうよ。
どうせ俺は欠けている。
あの人を失った時からきっと歪んだままなんだろうよ。
だから、返せない。
言葉が返せない。
そんな馬鹿な事があるかと、笑って(嗤って)返せないのだ。
馬鹿馬鹿しい。
好きか、嫌いか。
問われれば好きと答えれる。
それは事実だ。
だが、別にそれだけだ。
護りたいか否かと問われれば、護りたいと答えるだろう。
俺の世界そのものだから。
詰まる所そういう事だ。
自分の為なのだ。
俺が存在する為に必要だからなのだ。
護るのも、戦うのも!
嫌になる。嫌になる。
ただ闇雲に戦うだけじゃ駄目なのだ。
俺が俺になってしまうから。
その後が必要になるのだ。
俺が俺で居る為に。
後悔した所でもう遅い。
俺は踏み込んだ。
コイツも既に俺の世界の一部になってしまっているんだ。
理解出来ない獣を飼いならす事など無理だから。
その結果がこれだ!
認めてしまえ。
大人しく諦めて、腹を割って話そうじゃねーか。
どうせ理解はされない。
させるつもりもないし、俺も理解出来ないだろう。
(案外、簡単に理解は出来るかもしれない)
(認めるかは別として)
嗚呼、俺も大概にして狂っている!
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